カウンセリング・オフィス はぴあ
新垣真治
新垣真治
一般社団法人 フラクタル心理学協会  
認定ステーション はぴあ代表

フラクタル心理学マスターコース講師
エニアグラム研究家

こんにちは!私は新垣真治(しんがきしんじ)と申します。フラクタル心理学とエニアグラムに魅せられた心理学研究者(エニアグラムタイプ5)で、フラクタル心理学協会の一員として、心の成長をサポートするお手伝いができればと考えています。

専門大学では心理学を専攻し、社会人になってから、フラクタル心理学とエニアグラムに出会いました。それ以来、これらの分野の研究と実践に情熱を注いでいます。私自身の経験を通じて、フラクタル心理学とエニアグラムが自己理解や人間関係の向上、問題解決能力の強化に役立つことを実感しています。

エニアグラムでは、人の性格には変えられない部分(種)と変えられる部分があり、それぞれの人が持つ独自の輝きを大切にすることが重要だと考えます。
例えば、ひまわりはひまわりらしく、バラはバラらしく輝くことで自分を活かすことができます。また、フラクタル心理学では、大人になっても心の中に子どもの部分があり、その子どもの部分が大人の私たちの現実にブレーキをかけているから現実が思い通りにならないと感じることを理解してほしい。思い通りにするための解決策は、子どもの心を成長させることで理想の未来を作り出すことができると信じています。

このブログでは、フラクタル心理学とエニアグラムの基本概念やメリット、日常生活での実践方法などをシンプルな言葉とビジュアル要素で紹介していきます。また、心の成長に関する話題も取り上げていきます。

趣味は読書、仕事、写真撮影です。自然界の美しいフラクタルパターンを見つけるのが大好きで、写真を通じてその魅力を共有したいと思っています。

フラクタル心理学、エニアグラム、そして心の成長に関心を持っていただけることを願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

(一社)フラクタル心理学協会 認定ステーション カウンセリング・オフィスはぴあ
〒901-0244 豊見城市宜保3-5-10-102
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2016年06月05日

はじまりは母への被害者意識

こんにちは。
はぴあの新垣真治です。

以下の話しは複数のクライアントの問題をエッセンスで捉え
まとめたものになります。

女性の方が相談にいらっしゃいました。
その方は子供を持つお母さんです。

ご主人は地位があり経済的にも恵まれた家庭です。


そんな世間一般からは憧れるような家庭において起きやすい現象があります。



「裕福なためヘルプしようと思ったらずっとヘルプできる」

このことが後に大きな問題となって家族に帰ってくるのです。




女性の悩みはご主人や子供のために人生を捧げたとまでは言わないまでも、
多くの時間を家族のために費やした。

子育てに一段落ついた今、自分のこれからの人生について考えたとき、
霧がかかった状態だと言う。



そして子育てに一段落ついたとは言え、長男・長女に問題があると言う。
つまり自立していないのだと…





この問題の始まりは女性の母親に対する勘違いから生じているのです。




「母は私に厳しかった」そんな思いが心の奥底にくすぶっているのです。

自分自身が母親になったとき「甘やかすのはいけない」と思っていても、
それは頭で理解している程度にとどまっている場合が多い。


だからある程度、母親が自分に対して厳しかったのは理解できるとしても…

という具合です。


ある気質を持つ人は、とても母親に執着します。
そのような気質が母にたいする被害者意識を大きくさせます。





さて、そんな女性が子育てをする時、頭では厳しくすることが必要と
わかっていても被害者意識の感情から厳しくできない。

そんな葛藤状態で子育てをするわけですから、当然悩むことが多くなる。

自然体で子育てできないのです。





ここで母性というものについて考えてみましょう。

母性とは何でしょうか?


甘えを受け入れて、優しく包み込んでで安心感を持たせてくれる。

一体感を持たせてくれるものが母性と言えるでしょう。

ありのままを受け入れてくれる母性が、子どもの自己肯定感を育むのです。
そしてそれと同時に万能感も一緒に育ちます。





話を元に戻すと、「母は私に厳しかった」という被害者意識から自分はそうしない。

つまり反面教師として親を位置づけるんです。




すると母親に意識を多く向ける女性は、自分の中の母性を増大させ、
子どもをヘルプし続けるのです。

この状態が長くなれば長くなるほど親子ともいろいろな問題を抱えることになります。


また親がヘルプをし続けるため、子ども自身が自分で自分の欲求を満たす
経験が少なくなります。
「自分でできる」を体験しない子として育つわけです。



年齢が増すにつれ「できない自分」という劣等感へと繋がってきます。

自分は何でも手に入れられると思う「万能感」と
自分は何もできないとい「劣等感」の同居は本人を幸せにはしてくれません。




ある女の子は経験が少なくても劣等感につながらない状態で育ってきました。

それは、その子の成績が良い場合です。

頭が良い事が優遇される社会では、成績が良いと言うことで、
全てに関して「これで良し」と言う風潮があります。



親も先生も良い成績を維持してもらうために、子どもにかしずき、
子どもの万能感をますます育ててしまいます。

しかしどんなに成績が良くても、万能感プンプンの傲慢な人は、
人間社会に受け入れてもらえないものですから、
やがてはその子も劣等感にさいなまれることになります。



もう母性だけではどうにも対応できません。
この世界は二極の世界ですから母性に対し父性と言うものが存在します。


家族の中に父性と言うものを取り戻さなければ全体のバランスがよくなりません。

家族は幸せにはならないのです。

このことは、いち家族に起きている問題ではないのです。
今や日本全体が抱える問題となっていることは、
これを読んでいるあなたも感じているのではないでしょうか。




次回は、今後必要になってくる父性について話します。


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Posted by 新垣真治 at 18:06│Comments(0)心理
 
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