"自己成長への新道：フラクタル心理学とエニアグラムを活用した自己改革"

こんにちはカウンセリング・オフィスはぴあ新垣真治です。



「万能感」って耳にしたことありますでしょうか？


「万能感」というのは「自分は何でも出来る」という感覚ですね。


心理学的に「万能感」というのは、子どもが持つ感覚です。

それは、大人になるにつれ「出来ない」ことがわかってくるからです。

ですので「自分が成功しないのは本気を出せないからだ、
本気の状態になれば成功する」と思っている人はこころが幼いです。



あの五体不満足の著者、乙武洋匡さんが教師時代の子供たちに

人間は万能じゃないから、一人ひとりが得意なことを生かしあい、
苦手なことを補いあえば、とても豊かな人間関係を築くことができる
そのことを伝えるために引用した詩をここでも紹介します。


　　　　　　　わたしと小鳥とすずと

　　わたしが両手をひろげても、
　　お空はちっともとべないが、
　　とべる小鳥はわたしのように、
　　じべたをはやくは走れない。

　　わたしがからだをゆすっても、
　　きれいな音はでないけど、
　　あの鳴るすずはわたしのように
　　たくさんなうたは知らないよ。

　　すずと、小鳥と、それからわたし、
　　みんなちがって、みんないい。

　　　　　　　　　　　　　　（光村図書『国語　三上　わかば』所収）


人には「だれだって、いいところがある」と
謳っている詩はたくさんあるけど、
この詩が秀逸なのは、

「人にはできること（得意なこと）がある。でもそれと同じように
できないこと（苦手なこと）がある」

ということを教えてくれているところですね。

あなたの得意なところはどこですか？
そして苦手なところはどこですか？

自分自身が情熱を傾けられるものが
あなたの永続的なモチベーションになりますよ。

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